鶴岡八幡宮の三の鳥居の前から東へ進むと突き当りに宝戒寺がある。天台宗で山号は金龍山。正式には釈満院円頓宝戒寺。この場所は北条執権屋敷の跡であるとされ、元弘3年(1333)の新田義貞の鎌倉攻めによる戦死者を弔うため、後醍醐天皇が足利尊氏に命じて建立された。もと上野寛永寺の末寺、比叡山延暦寺の末寺。本尊は地蔵菩薩で、別名「経読み子育て地蔵」また「唐仏地蔵」と呼ばれ、県の重要文化財である。他に本堂には本尊地蔵菩薩脇侍の梵天、帝釈天立像、十王像、水子地蔵、十一面観音、秘仏で宝戒寺第二世唯賢和尚像などがある。太子堂には聖徳太子像、歓喜天堂には秘仏の大聖歓喜天などがある。



本堂
撮影日:2004年5月1日
鎌倉市小町3丁目
(鎌倉郡小町村)

宝戒寺の入口 入口 参道 入口 入口
本堂 太子堂 太子堂 鳥居 権現堂
権現堂 鐘楼 本堂 本堂

位置

参考文献

『かまくら子ども風土記(改訂十版)』、鎌倉市教育委員会、1991年
白井永二『鎌倉辞典』、東京堂出版、1992年
奥富敬之『鎌倉史跡事典コンパクト版』、新人物往来社、1999年

2011/02/24 UP(画像は差し替え予定)
2011/10/17 サムネイル誤記訂正
2017/08/09 CSS改修
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