仏行寺

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ぶつぎょうじ


 笛田公園のほど近くにある寺は、日蓮宗笛田山仏行寺である。開山は仏性院日秀。明応四年(1495)の創建と伝える。本尊は曼荼羅。もと比企ヶ谷の妙本寺の末寺。本堂は関東大震災で倒壊したため、その後建て直された。
 この仏行寺には次のような伝説がある。むかし、梶原源太景季(かじわらげんたかげすえ:1162〜1200、梶原景時の長子)が一族とともに鎌倉を追われ、狐崎(静岡)付近で戦死)が戦死したとき、妻の信夫はひどく悲しみ、今の仏行寺の裏山に登って自害した。その霊は、長くこの地に残り、毎夜信夫の夫を慕う泣き声が聞こえ、付近の村人たちが信夫の霊を慰めるため仏行寺を建てたという。仏行寺の本堂裏手より山に登ると、 丸く土盛にされた塚がある。これは源太塚と呼ばれ、景季の片腕を埋めた塚であるという。妻の信夫の塚である「しのぶ塚」もこのあたりにあったものとされる。


山門

撮影日:2004年9月22日

鎌倉市笛田3丁目
(鎌倉郡笛田村)


山門

本堂

本堂

境内

境内

境内

源太塚

源太塚


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位置


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参考文献

『かまくら子ども風土記(改訂十版)』、鎌倉市教育委員会、1991年
白井永二『鎌倉辞典』、東京堂出版、1992年
奥富敬之『鎌倉史跡事典コンパクト版』、新人物往来社、1999年
『鎌倉の寺』、かまくら春秋社、2001年

LOG DATA
2011/1/3 UP