小町通りを八幡宮の方向へ歩き、鉄の井の手前から、扇ガ谷へ向かう小道を窟小路(いわやこうじ)という。窟小路を寿福寺の門前に向かう途中、横須賀線踏切の手前にあるのは、この小道の名前の由来となった窟堂(いわやどう)である。創建に関しての詳細は不明であるが、源頼朝の鎌倉入り以前にはすでにあったものとされている。本尊は不動明王で現在のものは江戸時代のもの。窟堂の名は『吾妻鏡』にたびたび登場する。
 窟堂の手前の崖上にはかつて愛宕社という小さな祠があったが、最近片付けられてしまったようである。



窟堂
撮影日:2009年12月17日
鎌倉市雪ノ下2丁目
(鎌倉郡雪下村)

窟堂の入口 窟堂への参道。隣には不動茶屋という茶店がある。 窟堂 庚申塔などがある。 窟堂
愛宕社への石段 愛宕社の跡 愛宕社の跡 愛宕社の跡 窟小路

位置

参考文献

『かまくら子ども風土記(改訂十版)』、鎌倉市教育委員会、1991年

2011/04/05 UP
2017/05/21 CSS改修
▲非表示