江ノ電の極楽寺駅から稲村ヶ崎の方向へ歩いていくと、五差路の片隅に針磨橋の碑がたっている。碑には「鎌倉十橋の一つで、昔、この付近に針磨(針を製造すること)をなりわいとする者が住んでいたということでこの名がある」と刻まれている。橋は極楽寺川に架かっているが、現在その姿は明確ではない。昔、針をつくる人がこのあたりに住んでいたからこの名があるという。またその人が「我入道(がにゅうどう)」といったので「我入道橋」といったともいう。


針磨橋の碑

撮影日:2011年2月22日
鎌倉市極楽寺3丁目
(鎌倉郡極楽寺村)


位置

参考文献

稲葉一彦『「鎌倉の碑」めぐり』、表現社、1982年
『かまくら子ども風土記(改訂十版)』、鎌倉市教育委員会、1991年
(ジャパンナレッジ版)『日本歴史地名大系』、平凡社

2011/04/06 UP(暫定、画像のみ)
2012/01/28 UP
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