バスに乗って金沢街道を金沢方面に向かうとあるのは十二所神社である。祭神は天神七柱(あまつかみななはしら)、地神五柱(くにつかみいつはしら)の計十二柱の神。もとは熊野十二所権現社と呼ばれ、十二所(じゅうにそ)の地名もここから来るが、古くは十二所(じゅうにしょ)という。創建は弘安元年(1278)と伝える。もともとは光触寺の境内にあったといい、天保九年(1838)に現在地に移ったという。


十二所神社
撮影日:2011年2月10日
鎌倉市十二所
(鎌倉郡十二所村)

社殿 社殿 鳥居 神輿庫
境内社 社殿 石段と鳥居 外から見る。

金沢街道に立つお地蔵様。この奥に十二所神社。


位置

参考文献

『かまくら子ども風土記(改訂十版)』、鎌倉市教育委員会、1991年
白井永二『鎌倉辞典』、東京堂出版、1992年
奥富敬之『鎌倉史跡事典コンパクト版』、新人物往来社、1999年
吉田茂穂『鎌倉の神社』、かまくら春秋社、2002年

2011/02/27 UP
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