開山無学祖元の塔所。山号は万年山。もともと無学祖元の塔所は建長寺内にあったが、建武2年(1335)に後醍醐天皇の綸旨により弘安8年(1285)に円覚寺内に建てられた舎利殿をもって無学祖元の塔所となった。この時の舎利殿は応安7年(1374)に火災によって焼失し、現在の舎利殿は太平寺の仏殿を移築したものである。室町時代の禅宗様の代表的な建築で、鎌倉市内唯一の国宝指定建造物である。


正続院

撮影日:2009年12月17日
鎌倉市山ノ内
(鎌倉郡山之内村)

正続院 正続院

位置

参考文献

『鎌倉市史』社寺編、吉川弘文館、1954年
『鎌倉の寺 小事典』、かまくら春秋社、2001年
(ジャパンナレッジ版)『日本歴史地名大系』、平凡社

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