円覚寺二十四世、明巌正因の塔所。もとは万寿寺という寺のなかにあったが、文和三年(1354)に円覚寺内へと移された。万寿寺は現在は廃寺である。『新編相模国風土記稿』によると天保年間(1830〜44)以後は無住で仏日庵持ちであったという。