江ノ島電鉄の腰越駅から北側へ神戸川ごうどがわに沿って行く本龍寺がある。日蓮宗で山号は竜口山。開山は日行。開山が同じ法源寺とは兄弟寺。創建は乾元元年(1302)と伝える。当初の山号は与蓮山よれんざんといったが、輪番寺になったので竜口山と改めたという。本尊は大曼荼羅、他に鬼子母神、雨乞い日蓮像、大黒天などがある。境内はもと比企高家の屋敷があった場所だという。比企高家は鎌倉時代の重臣で比企の乱で死んだ比企能員(ひきよしかず)の子、比企能本ひきよしもとの一族だといわれる。


境内

撮影日:2011年5月14日
鎌倉市腰越2丁目
(鎌倉郡腰越村)


位置

参考文献

『鎌倉の寺 小事典』、かまくら春秋社、2001年

2011/06/18 UP
2021/11/04 CSS改修
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