扇ガ谷の寿福寺の門前には、かつて勝の橋という石橋があった。鎌倉十橋の一つであったが、現在はなく、石でできた標柱のみが残っている。橋の名の由来は、英勝寺の開基で、徳川家康の側室であった勝の局(英勝尼)が架けたからだと伝えられている。標柱の背後には寛文8年(1668)の銘を持つ庚申塔などがある。


勝の橋の碑

撮影日:2017年11月3日
鎌倉市扇ガ谷1丁目

           
勝の橋の標柱 寿福寺門前の今小路 庚申塔 扇ガ谷の踏切方向 八坂神社前から

位置

参考文献

『かまくら子ども風土記(上)(改訂十版)』(鎌倉市教育委員会、1991年)
奥富敬之『鎌倉史跡事典コンパクト版』、新人物往来社、1999年

2017/11/12 UP
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