梶原の御霊神社は、鎌倉市立深沢小学校近くにある。一般に御霊神社というのは怨霊を慰めるためや、土地の祖先を祀るための社というのが大意であるが、鎌倉では特に鎌倉権五郎景正を祀っている場合が多い。この梶原の御霊神社も祭神は鎌倉権五郎景正である。梶原の鎮守。例祭は9月17日に近い休日。その創建など詳細は不明であるが、このあたりは鎌倉平氏の子孫にあたる梶原氏と関係が深いことから、梶原氏が祖先の霊をここに祀ったものと考えられている。社には鎌倉景正夫妻の木像とともに梶原景時の木像が存在する。また、梶原景時の墓と伝えるやぐらが社の西南、深沢小学校裏手の山裾にある(実際には梶原景時ら一族は静岡狐崎で戦死しているので、このやぐらにある塔は供養塔と考えられている)。しかし、江戸時代の史料には、鎌倉景正の子孫が創建したと伝えるが、いずれにせよ鎌倉平氏ゆかりの社であることに変わりはないだろう。長谷坂ノ下の御霊神社(鎌倉権五郎神社)は、この社を移したものと伝えられる。もと等覚寺の管理であったらしい(『新編相模国風土記稿』)


梶原の御霊神社
撮影日:2004年9月22日
鎌倉市梶原1丁目
(鎌倉郡梶原村)

入り口 鳥居 拝殿 境内 境内
本殿

位置

参考文献

『鎌倉市史』社寺編、吉川弘文館、1954年
『かまくら子ども風土記(改訂十版)』、鎌倉市教育委員会、1991年
白井永二『鎌倉辞典』、東京堂出版、1992年
奥富敬之『鎌倉史跡事典コンパクト版』、新人物往来社、1999年
吉田茂穂『鎌倉の神社』、かまくら春秋社、2002年

2010/11/26 UP(画像差し替え予定)
2011/01/04 リンク改修(「鎌倉権五郎神社」)
2015/01/17 CSS改修
▲非表示